最近モヤモヤしていること。

みなさん、こんにちは

前回、翻訳ストレッチをしていると書きましたが、取り組んでいくなかでモヤモヤとした疑問が生まれてしまいました。今日はそのことについて書きたいと思います。

今、村上春樹のねじまき鳥クロニクル第一部の原書と仏語訳を読み比べています。まず原書を1-2文音読し、その部分に相応する訳を音読する。参考になる表現や語彙をメモする。はずなのですが、フランス語版では、原書にある文や段落が丸々訳されていなかったり、はたまた、原書にはない文や段落が加えられていたりするのです。

原文に忠実に訳していく翻訳家もいれば、作品が伝えたいことを汲み取り、より自然で読みやすいフランス語に訳していく翻訳家もいることは承知なので、たとえ一語一句を原文通りに訳していなくても、数行訳されていなくても驚きません。けれど、今回モヤモヤした疑問が生まれた個所、それは1章の冒頭部分。主人公が仕事を辞めた経緯を話し、シーンが変わって買い物から帰宅し、買ってきたばかりの食品を冷蔵庫にしまうというところ。ここで仏版は辞職の話が終わりシーンが変わって、自宅で冷蔵庫に買った食品を入れるのではなく、主人公は銀行で公共料金の支払いをし、買い物後にマクドナルドに立ち寄ってチーズバーガーを食べ、コーヒーを飲んだ、となっています。笑

この銀行に行ったとかマクドナルドでチーズバーガーを食べたというくだりはオリジナルにはありません。なぜこの段落が仏語版には入っているのでしょうか? 謎です。もやもやが止まりません。

アメリカでは筋を追いやすくするために原書を修正したり削除したりすることがあるそうなので、フランスでもそういった動きがあるのかもしれません。

まあ、ハンバーガーやコーヒーなどは村上春樹小説の世界観ぽいなと思うし、すんなりと違和感なく読めるんですけどね。それにしても謎です。なぜこうなっているのかご存じの方いらしたら教えてください。

それではまた!

 

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